死亡事故における損害賠償請求の解決事例

ケース1

1 相談内容

依頼者の親が交通事故により死亡した。被害者の相続人は2人の子のみである。被害者の2人の子は仲が悪く協力して示談交渉ができない状況である。また,被害者にも過失があるようだが,保険会社の主張する過失割合について納得ができない。

 

2 解決内容

相続人間で協力ができない状況であったため,相続人の1人より事件を受任することになった。主たる争点は,過失割合であったため,加害者の刑事事件の記録を取得し,内容を精査した。相手方保険会社は,交渉段階で,刑事記録の取り寄せまでは行っておらず,事故状況についての正確な理解を欠いていた。その点を,指摘し,被害者の過失割合を低下させ,訴訟外で示談することとなった。

 

ケース2

1 相談内容

依頼者の子が交通事故により死亡した。被害者の相続人は,被害者の両親のみであった。しかし,被害者の両親は,仲が悪く協力して示談交渉ができない状況である。また,予想される主たる争点は死亡慰謝料と死亡逸失利益である。

 

2 解決内容

相続人間で協力ができない状況であったため,相続人の1人より事件を受任することとなった。相手方保険会社の当初提案額は,約2000万円であった。事実関係について整理を行い,最終的には,訴訟外で約3200万円の支払いで示談をすることとなった。

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